昨日は大原女装束体験に行かれなかったので
今日、仕切り直して「お茶の間」で『京都きものTV』の収録です。
『気になる裄のお話し』
前々からお話したかった裄の長さについて。よく「66cm~68cmないと小さくて…」とお聞きするのですが
普段着の小紋や紬は 手を真横に伸ばして45度くらいに上げて、袖口が手首のグリの手前まであれば十分です。
ましてや活動的な木綿やウールの着物は 動きやすいようにもっと短くて大丈夫!
フォーマルな着物でもグリにかかるくらい。手首が隠れて甲まで被るのは長すぎです。
でも、手の甲にかかる長さの洋服に着慣れていると短く感じるのかも。
たまに着るフォーマルを基準にしてしまうと 普段着はかえって着にくくなってしまいます。
着物が日常着だったころのアンティーク着物は短くて普通です。生地巾も狭いので1尺8寸(68cm)は出せないし、手首が出る方が着慣れた感じで素敵ですよ(*‘∀‘)
いろんな袖の形や裄のお話をしました。ぜひご覧下さい!!