風薫る皐月 新緑が目に眩しい季節
さぁ!今年もサツマイモの苗付けですよー 
屋上ベランダのプランターに新しい土を用意して
来週の「京都きものTV」の収録 【今年もサツマイモを植えよう!】 の準備です♪
こんな日はやっぱりコレ! 古手木綿の久留米絣のきものと
もんぺと裂き織の帯

野良着じゃないです。 これこそ日本の真正のふだんぎ着物スタイル(キッパリ!)
袴も大好きだけど、もんぺも だぁ~いすき!!
戦時中、国家に半ば強制された歴史もあり、もんぺは劣悪な国民の戦時生活の代名詞として用いられることもある。(Wikipedia より)
な マイナーなイメージで ひと世代前には拒絶反応があったようですが
いまや サルエルパンツ、イージーパンツ・・・ いや!昔ながらのもんぺがあるじゃないですかっ(*’▽’)

ほんとは着物の裾を中に入れるんですが、半着にステテコ風に着ています。
着物を腰からげ(尻っぱしょり)にしてパッチ(股引)をはくのもGoodです。
もう、すごく楽ちん!活動的!!
去年の春 体験した「大原女装束」はルーツですね! これです!

最近「ふだんぎ着物」のムック本が増えていて、紬や木綿着物をカジュアルな街着に・・・と
素敵な写真がたくさん載っているけど 「ふだん着」と言うにはまだまだきちんと系・・お出掛け着な気がします。
美しい浮世絵は江戸時代のブロマイドだし、現存する大正~昭和のアンティーク着物は都市部の人たちのおしゃれ着で
田畑や海・山で働く人たちの日常着・仕事着はこんなだったんですが、最後まで使い尽くして残っていないのが現状で
それにビジュアル系じゃないから写真も少ないのです。
でも 昭和30年代ころまで着られていた地域もあるんですよ。
ちなみに 今日着ている久留米絣の着物と縞木綿のもんぺは リーバイスのビンテージ並みの時代物です。
おしゃれな街着の紬で気軽にお出掛け!も素敵だけれど
とことん!「ふだんぎ着物」で こんなワーキングウェアが当たり前~になったら
着物はもっと開放されるのになー とつらつら考えながら プランターの土を捏ねていたのでした。
