手芸大好き!のスタッフFに教えてもらって
先月末に「下田直子 ハンドクラフト展」に行ってきました。
最終日だったのでとても混んでいて
皆さん 細かいハンドワークをじっくり観るのでなかなか作品に近寄れない・・・(;´∀`)
壁に架かっているキャプションをひとつひとつ読みながら 「そう、そう!そう!!」
子供のころ 母はいつも編み物やフランス刺繍をしていました。
着古したセーターをほどいて インスタントラーメンみたいに縮れた毛糸を
やかんの口に付けた器具に通して ふっくら真っ直ぐに伸ばして、
私は広げた両腕に毛糸をくるくる輪に巻き付けて 「かせ」を作るお手伝い。
クッキーの空き缶にグラデーションに並べられた刺繍糸はつやつや光って
私のリリアンの糸よりずっと美しかった。
ため息が出るほど繊細な日本刺繍や美しい友禅も素敵だけれど
ウールのトッパーや茶羽織に刺された素朴な刺繍や かぎ針編みのモチーフが大好きなのは
こんな記憶のせいだと思います。
で、おばあちゃんのモヘアのケープを思い出して着てみました。
毎日 着物を着ていたおばあちゃんは割烹着のうえから もっと衿を詰めて掛けていました。
ふわふわのモヘア
肩があったかくて
ちょっと しあわせです。